「トマトソース(戦時中)」の版間の差分
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トマト、大根菜(靑菜なら何でもよい)、にら(なくてもよい)、調味料はごく少量ずつ、小麦粉で糊を作り少しの油、塩胡椒、醤油などで味を調えたところへ野菜類を全部刻み込む。 | トマト、大根菜(靑菜なら何でもよい)、にら(なくてもよい)、調味料はごく少量ずつ、小麦粉で糊を作り少しの油、塩胡椒、醤油などで味を調えたところへ野菜類を全部刻み込む。 | ||
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+ | == 時代背景 == | ||
+ | === 昭和19年1月(1944年) === | ||
+ | *日本放送協会、「前線へ送る夕」の放送を開始(7日) | ||
+ | *緊急学徒勤労動員方策要綱を閣議決定(8日) | ||
+ | *防空法施行令実施(9日) | ||
+ | *女子挺身隊結成(14~25歳までの未婚女性を軍需工場などに動員)(19日) | ||
+ | *スイカ、メロンなどの不急作物の作付けを禁止(24日) | ||
+ | *内務省、東京、名古屋に(改正防空法による)初の疎開命令(指定区域内の建築物の強制取壊し)(26日) | ||
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+ | === 昭和19年2月(1944年) === | ||
+ | *食糧増産隊要綱発表(5日) | ||
+ | *運輸通信省、疎開貨物の鉄道特別扱いと運賃を発表(5日) | ||
+ | *横浜、川崎に防空地帯を指定(8日) | ||
+ | *警視庁、屋台の引き売りを禁止(10日) | ||
+ | *東京都、ビヤホール、百貨店、大喫茶店などを利用して雑炊食堂を開設(中旬) | ||
+ | *雑誌の統合整理で、総合雑誌は「中央公論」「現代」「公論」の3誌のみ(17日) | ||
+ | *文部省、食糧増産に学徒500万人の動員を決定(25日) | ||
+ | *決戦非常措置要綱を閣議決定(3月1日から実施)(25日) | ||
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+ | === 昭和19年3月(1944年) === | ||
+ | *決戦非常措置要綱により、東京歌舞伎座、東京劇場、大阪歌舞伎座、京都南座など19劇場を休場(1日) | ||
+ | *決戦非常措置要綱に基づき国民学校学童給食、空地利用、疎開促進の3要綱を閣議決定(3日) | ||
+ | *警視庁、高級料理店850店、待合芸妓屋4,300店、バー・酒店2,000店を閉鎖(5日) | ||
+ | *全国の新聞、夕刊を廃止(6日) | ||
+ | *日本軍、インパール作戦を開始(8日) | ||
+ | *東京都、空地利用総合本部を設置(10日) | ||
+ | *松竹少女歌劇団解散し、女子挺身隊を結成(31日) | ||
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+ | === 昭和19年4月(1944年) === | ||
+ | *6大都市の国民学校学童(対象200万人)に1食7勺の給食を開始(1日) | ||
+ | *運輸通信省、1等車、寝台車、食堂車を全廃し、急行列車を削減(1日) | ||
+ | *演劇興行時間は2時間半、映画は1時間40分に制限(1日) | ||
+ | *防空総本部、京浜地域人員疎開の措置要綱を決定(10日) | ||
+ | *防空総本部、都市居住者に身許票の携帯を通達(14日) | ||
+ | *東京都、第3次建物疎開の細目を決定(17日) | ||
+ | *東京都、幼稚園の休園を決定(19日) | ||
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+ | === 昭和19年5月(1944年) === | ||
+ | *東京で国民酒場開店(毎日午後6時半開店、酒なら1合、ビールなら1本が1人の割当て)(5日) | ||
+ | *東京千駄木国民学校生徒による初の都立那須戦時疎開学園を開園(7日) | ||
+ | *大陸打通作戦開始(9日) | ||
+ | *名古屋鉄道局に初の女車掌登場(10日) | ||
+ | *文部省、学校工場化実施要綱を発表(16日) | ||
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+ | === 昭和19年6月(1944年) === | ||
+ | *遊興飲食税に納税証紙、納税切符の使用実施(1日) | ||
+ | *八幡、小倉、若松など北九州への空襲始まる(16日) | ||
+ | *紙の払底緩和のため、新刊雑誌の購入に古雑誌などとの交換販売を実施(21日) | ||
+ | *学童疎開促進要綱を閣議決定(30日) | ||
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+ | === 昭和19年7月(1944年) === | ||
+ | *サイパン島の日本軍全滅(7日) | ||
+ | *神戸、尼崎両市の建物疎開を指定(以後疎開指定都市続出)(10日) | ||
+ | *中央公論、改造に廃刊命令(10日) | ||
+ | *東条英機内閣総辞職(18日) | ||
+ | *文部省、学童集団疎開の範囲を東京のほか12都市に拡大(20日) | ||
+ | *小磯内閣成立(22日) | ||
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+ | === 昭和19年8月(1944年) === | ||
+ | *家庭用の砂糖の配給を停止(1日) | ||
+ | *国民総武装を閣議決定(竹槍訓練など開始)(4日) | ||
+ | *軍需省、ダイヤモンドの買上げを開始(15日) | ||
+ | *東京、大阪で防空備蓄米5日分の特別配給を決定(15日) | ||
+ | *学徒勤労令、女子挺身勤労令を公布(23日) | ||
+ | *大阪、堺に建物疎開を実施(24日) | ||
+ | *各官庁、第1・第3日曜日の出勤を決定(28日) | ||
+ | *重要工場に疎開命令(29日) | ||
+ | *6大都市で生鮮食品の価格引上げ実施(30日) | ||
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+ | === 昭和19年9月(1944年) === | ||
+ | *6大都市の国民学校学童の給食パンのみとなる(1日) | ||
+ | *堆肥、薪炭の増産供出に報奨金制の実施を閣議決定(19日) | ||
+ | *運輸通信省、大都市への野菜出荷促進のため、野菜運賃7割引きを実施(22日) | ||
+ | *農商省、甘藷の買入れ目標達成のため先買い制を実施(27日) | ||
+ | *大日本戦時宗教報国会を結成(30日) | ||
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+ | === 昭和19年10月(1944年) === | ||
+ | *新しいたばこ、両切りの「朝日」、きざみ「みのり」を発売(9日) | ||
+ | *軍需省、白金の強制買上げを開始(15日) | ||
+ | *神風特別攻撃隊を編成(19日) | ||
+ | *米軍、レイテ島に上陸開始(20日) | ||
+ | *農商省、ガソリンの代用品としての松根油緊急増産対策措置要綱を決定(23日) | ||
+ | *5銭、10銭の小額紙幣を発行(25日) | ||
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+ | === 昭和19年11月(1944年1) === | ||
+ | *たばこ、隣組配給を実施(男子1日6本)(1日) | ||
+ | *大日本青少年団、各地でどんぐりの採集を開始(1日) | ||
+ | *新聞を週14ページに削減(2日) | ||
+ | *老幼者、妊婦等の疎開実施要綱を閣議決定(7日) | ||
+ | *日本野球報国会、プロ野球の休止を声明(13日) | ||
+ | *6市(横浜、川崎、横須賀、四日市、広島、呉)建物疎開を実施(18日) | ||
+ | *紫蘇糖、隣組を通じて推選配給(20日) | ||
+ | *B29初めて東京空襲(24日) | ||
+ | *雑炊食堂に代って、都内13ヵ所に都民食堂が登場(25日) | ||
+ | *東京都、火薬の原料として古綿の回収を開始(27日) | ||
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+ | === 昭和19年12月(1944年) === | ||
+ | *東南海地震(7日) | ||
+ | *敵機と味方機の爆音の識別訓練のため、B29の爆音を録音放送(21日) | ||
2022年4月30日 (土) 18:09時点における版
トマトソース(とまとそーす)は、戦時中の昭和19年(1944年)に婦人雑誌『主婦之友』に掲載された料理である。
作り方
トマト、大根菜(靑菜なら何でもよい)、にら(なくてもよい)、調味料はごく少量ずつ、小麦粉で糊を作り少しの油、塩胡椒、醤油などで味を調えたところへ野菜類を全部刻み込む。
時代背景
昭和19年1月(1944年)
- 日本放送協会、「前線へ送る夕」の放送を開始(7日)
- 緊急学徒勤労動員方策要綱を閣議決定(8日)
- 防空法施行令実施(9日)
- 女子挺身隊結成(14~25歳までの未婚女性を軍需工場などに動員)(19日)
- スイカ、メロンなどの不急作物の作付けを禁止(24日)
- 内務省、東京、名古屋に(改正防空法による)初の疎開命令(指定区域内の建築物の強制取壊し)(26日)
昭和19年2月(1944年)
- 食糧増産隊要綱発表(5日)
- 運輸通信省、疎開貨物の鉄道特別扱いと運賃を発表(5日)
- 横浜、川崎に防空地帯を指定(8日)
- 警視庁、屋台の引き売りを禁止(10日)
- 東京都、ビヤホール、百貨店、大喫茶店などを利用して雑炊食堂を開設(中旬)
- 雑誌の統合整理で、総合雑誌は「中央公論」「現代」「公論」の3誌のみ(17日)
- 文部省、食糧増産に学徒500万人の動員を決定(25日)
- 決戦非常措置要綱を閣議決定(3月1日から実施)(25日)
昭和19年3月(1944年)
- 決戦非常措置要綱により、東京歌舞伎座、東京劇場、大阪歌舞伎座、京都南座など19劇場を休場(1日)
- 決戦非常措置要綱に基づき国民学校学童給食、空地利用、疎開促進の3要綱を閣議決定(3日)
- 警視庁、高級料理店850店、待合芸妓屋4,300店、バー・酒店2,000店を閉鎖(5日)
- 全国の新聞、夕刊を廃止(6日)
- 日本軍、インパール作戦を開始(8日)
- 東京都、空地利用総合本部を設置(10日)
- 松竹少女歌劇団解散し、女子挺身隊を結成(31日)
昭和19年4月(1944年)
- 6大都市の国民学校学童(対象200万人)に1食7勺の給食を開始(1日)
- 運輸通信省、1等車、寝台車、食堂車を全廃し、急行列車を削減(1日)
- 演劇興行時間は2時間半、映画は1時間40分に制限(1日)
- 防空総本部、京浜地域人員疎開の措置要綱を決定(10日)
- 防空総本部、都市居住者に身許票の携帯を通達(14日)
- 東京都、第3次建物疎開の細目を決定(17日)
- 東京都、幼稚園の休園を決定(19日)
昭和19年5月(1944年)
- 東京で国民酒場開店(毎日午後6時半開店、酒なら1合、ビールなら1本が1人の割当て)(5日)
- 東京千駄木国民学校生徒による初の都立那須戦時疎開学園を開園(7日)
- 大陸打通作戦開始(9日)
- 名古屋鉄道局に初の女車掌登場(10日)
- 文部省、学校工場化実施要綱を発表(16日)
昭和19年6月(1944年)
- 遊興飲食税に納税証紙、納税切符の使用実施(1日)
- 八幡、小倉、若松など北九州への空襲始まる(16日)
- 紙の払底緩和のため、新刊雑誌の購入に古雑誌などとの交換販売を実施(21日)
- 学童疎開促進要綱を閣議決定(30日)
昭和19年7月(1944年)
- サイパン島の日本軍全滅(7日)
- 神戸、尼崎両市の建物疎開を指定(以後疎開指定都市続出)(10日)
- 中央公論、改造に廃刊命令(10日)
- 東条英機内閣総辞職(18日)
- 文部省、学童集団疎開の範囲を東京のほか12都市に拡大(20日)
- 小磯内閣成立(22日)
昭和19年8月(1944年)
- 家庭用の砂糖の配給を停止(1日)
- 国民総武装を閣議決定(竹槍訓練など開始)(4日)
- 軍需省、ダイヤモンドの買上げを開始(15日)
- 東京、大阪で防空備蓄米5日分の特別配給を決定(15日)
- 学徒勤労令、女子挺身勤労令を公布(23日)
- 大阪、堺に建物疎開を実施(24日)
- 各官庁、第1・第3日曜日の出勤を決定(28日)
- 重要工場に疎開命令(29日)
- 6大都市で生鮮食品の価格引上げ実施(30日)
昭和19年9月(1944年)
- 6大都市の国民学校学童の給食パンのみとなる(1日)
- 堆肥、薪炭の増産供出に報奨金制の実施を閣議決定(19日)
- 運輸通信省、大都市への野菜出荷促進のため、野菜運賃7割引きを実施(22日)
- 農商省、甘藷の買入れ目標達成のため先買い制を実施(27日)
- 大日本戦時宗教報国会を結成(30日)
昭和19年10月(1944年)
- 新しいたばこ、両切りの「朝日」、きざみ「みのり」を発売(9日)
- 軍需省、白金の強制買上げを開始(15日)
- 神風特別攻撃隊を編成(19日)
- 米軍、レイテ島に上陸開始(20日)
- 農商省、ガソリンの代用品としての松根油緊急増産対策措置要綱を決定(23日)
- 5銭、10銭の小額紙幣を発行(25日)
昭和19年11月(1944年1)
- たばこ、隣組配給を実施(男子1日6本)(1日)
- 大日本青少年団、各地でどんぐりの採集を開始(1日)
- 新聞を週14ページに削減(2日)
- 老幼者、妊婦等の疎開実施要綱を閣議決定(7日)
- 日本野球報国会、プロ野球の休止を声明(13日)
- 6市(横浜、川崎、横須賀、四日市、広島、呉)建物疎開を実施(18日)
- 紫蘇糖、隣組を通じて推選配給(20日)
- B29初めて東京空襲(24日)
- 雑炊食堂に代って、都内13ヵ所に都民食堂が登場(25日)
- 東京都、火薬の原料として古綿の回収を開始(27日)
昭和19年12月(1944年)
- 東南海地震(7日)
- 敵機と味方機の爆音の識別訓練のため、B29の爆音を録音放送(21日)