「糸蒟蒻と豚のトマト煮」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→補足) |
(→作り方) |
||
15行目: | 15行目: | ||
== 作り方 == | == 作り方 == | ||
+ | 糸蒟蒻は以前の手順にして茹で上げ水を去っておきます。 | ||
+ | 次の豚はなるべく薄く切り、別の鍋の中にバターを溶かし、豚と糸蒟蒻を入れましてよくいため、トマトソースを加えて二三度杓子にて撹き交ぜ、煮出汁を入れ、砂糖を加え、煮え立ちましたならば上に浮きましたる泡を丁寧に取り去り、適度の醤油を注ぎて加減なし、およそ二十分間位煮ます。 | ||
+ | 煮上げます少し前に、少量の胡椒を撒布し器に盛って進めます。 | ||
+ | またメリケン粉大匙一杯を用いまして粘り気を付けますのも一入宜しう御座います。 | ||
<br> | <br> | ||
<Div Align="right">『新しき研究 和洋料理の仕方』いろは献立集(いの部)</Div> | <Div Align="right">『新しき研究 和洋料理の仕方』いろは献立集(いの部)</Div> | ||
+ | |||
== 補足 == | == 補足 == | ||
※一把=約300g ※一斤=約600g ※一勺=18.04ml ※一合=約180ml ※壜詰(びんづめ) | ※一把=約300g ※一斤=約600g ※一勺=18.04ml ※一合=約180ml ※壜詰(びんづめ) |
2022年4月12日 (火) 16:40時点における版
糸蒟蒻と豚のトマト煮(いとこんやくとぶたのとまとだき)は、 大正11年(1922年)に石塚松雲堂から発行された『新しき研究 和洋料理の仕方』に掲載された料理である。
材料
- 糸蒟蒻:一把
- 豚:一斤
- 砂糖:中匙一杯
- トマトソース(壜詰):五勺
- 煮出汁:三合
- バター:大匙二杯
- 醤油
- 塩
- 胡椒
作り方
糸蒟蒻は以前の手順にして茹で上げ水を去っておきます。
次の豚はなるべく薄く切り、別の鍋の中にバターを溶かし、豚と糸蒟蒻を入れましてよくいため、トマトソースを加えて二三度杓子にて撹き交ぜ、煮出汁を入れ、砂糖を加え、煮え立ちましたならば上に浮きましたる泡を丁寧に取り去り、適度の醤油を注ぎて加減なし、およそ二十分間位煮ます。
煮上げます少し前に、少量の胡椒を撒布し器に盛って進めます。
またメリケン粉大匙一杯を用いまして粘り気を付けますのも一入宜しう御座います。
『新しき研究 和洋料理の仕方』いろは献立集(いの部)
補足
※一把=約300g ※一斤=約600g ※一勺=18.04ml ※一合=約180ml ※壜詰(びんづめ)
参考文献
- 『新しき研究 和洋料理の仕方』:大正11年1月・石塚松雲堂