「赤茄子濁羹汁」の版間の差分
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海軍のスープ調整法で作られたビーフ・スープ(牛肉羹汁)をベースに作られる。 | 海軍のスープ調整法で作られたビーフ・スープ(牛肉羹汁)をベースに作られる。 | ||
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2022年3月31日 (木) 23:22時点における版
赤茄子濁羹汁(あかなすだっかんじる)は、大日本帝国海軍の海軍教育局より1918年(大正7年)に発行・配布した『海軍四等主計兵厨業教科書』に記載されている料理である。
特徴
海軍のスープ調整法で作られたビーフ・スープ(牛肉羹汁)をベースに作られる。
スープ類(羹汁)
スープは清(すまし)、濃(こい)、濁(にごり)の三種類がある。
食事の始め「スープ」を吸うはただに栄養物を得るばかりでなく、まず胃に活動力を与え食欲を増進させるに効果がある。
このように食欲を増進させる目的で出すのであるのだから、「クセ」のない甘味でなくてはならないが、余りに味が濃厚であってはならない。
『海軍四等主計兵厨業教科書』第二章 調理法 第三節 西洋料理(第一 スープ類 羹汁)
ビーフ・スープ(牛肉羹汁)
材料
調理法
『海軍四等主計兵厨業教科書』第二章 調理法 第三節 西洋料理(第一 スープ類 羹汁・一)
トマトスープ(赤茄子濁羹汁)
材料
- 牛肉(屠肉、筋肉、頸部)
- 人参
- 玉葱
- トマト
- バター
- 塩
- 胡椒
- パン
調理法
第一の例(ビーフ・スープ)に基づいてスープを煮出すときに生トマトを入れ、煮沸して別に汁鍋にバター少量を入れ、これに玉葱を薄く切ったものを入れ、小麦粉少量を加え、色の付かないように煎り、それにトマトソースを加え、前に煮出して置いたスープを徐々に加えて延ばし十分に混合させ布または裏漉で無理やりに濾して滑らかにして、これを再び火にかけ、塩、胡椒で風味し、賓としてパンの揚げたものを入れて供卓する。
『海軍四等主計兵厨業教科書』第二章 調理法 第三節 西洋料理(第一 スープ類 羹汁・三)