「ポルトガルの米料理一覧」の版間の差分

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=== ポルトガルの米食文化 ===
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[[File:Portuguese Agriculture - Rice Fields.png|thumb|right|250px|ポルトガルの田園風景]]
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ポルトガルはヨーロッパ最大のコメ消費国であり、その量は一人当たり年間15kgで、これはヨーロッパ平均のおよそ3倍である。
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ポルトガル人と米の繋がりは、ポルトガル建国(12世紀:1143年10月5日)以前のはるか昔から存在する。
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稲作はムーア人の領地であった7世紀から8世紀にかけて現在のポルトガル領土で始められた。
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以来、米はポルトガル人の食生活において非常に重要なものとなったが、これは土壌、温度、日照時間、水などの栽培に適した環境も大きく影響している。
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現在では年間150,000トン(1億5,000万キロ)から180,000トンの米を生産しており、国内消費の60%を自給している。
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作付総面積は約30,000ヘクタールで、主にサド川、テージョ川、モンデゴ川の河口域で栽培されている。
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ヨーロッパにおいて日本のような田園風景(田んぼ)が見られるのは稀である。
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[[File:Portuguese Rice Culture -(Museu do Arroz)Rice Museum.png|thumb|right|250px|コメ博物館と田園]]
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米はその粒の大きさや形状によって、短粒米、中粒米、長粒米の3種類に分けられるが、ポルトガルにはこれら3種の古来種が存在する。
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その中で特にアグーリャ(Agulha)とカロリーノ(Carolino)という2つの主要な品種が栽培されている。
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アグーリャはカロリーノよりも安価で作付面積も3分の1と少ない。
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カロリーノは本来の作付面積をさらに増やし、加えて約5,000ヘクタールの作付がされたが、庶民の多くは安価な輸入米に頼るため、過剰在庫はトルコや海外のポルトガル料理のレストランなどへ輸出されている。
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カロリーノは日本でいうコシヒカリのような存在であるといってよい。
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アグーリャは長粒のインディカ米で、カロリーノは短粒で日本で食されているジャポニカ米の亜種である。
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カロリーノはクリーミーで弾力のある食感や粘性、炊き上がりの硬さの均一性、茹でたり炊いた場合は汁を完全に吸収し、そのスープや調味料の風味を取り込む特性があり、アローシュ・デ・ポルヴォをはじめ、米料理に最適とされている。
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これらの特徴からポルトガルではカロリーノの伝統性を強調し「ポルトガルの国米」としている。
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サド川の河口沿いに位置するコンポルタには、ポルトガルにおける米の歴史を専門とする「コメ博物館」(Museu do Arroz)があり、併設のレストランではポルトガルの有名な米料理の数々を紹介している。
 
== 白飯 ==
 
== 白飯 ==
 
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|アローシュ・ブランコ<br><small>(''Arroz Branco'')</small>
 
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|なし
 
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|<small>日本の白飯に近い。ブランコは “ 白 ” の意味。多くは鍋で炊飯するが飯盒炊爨(はんごうすいさん)のような上等な炊き上がりに仕上げる人々もいる。今日では日本同様に炊飯器を使う家庭もある。</small>
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|<small>白飯。ブランコは “ 白 ” の意味。多くは鍋で炊飯するが飯盒炊爨(はんごうすいさん)のような上等な炊き上がりに仕上げる人々もいる。今日では日本同様に炊飯器を使う家庭もある。</small>
 
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|サルディーニャ・アサーダ・コン・アローシュ・ブランコ<br><small>(''Sardinha assada com Arroz Branco'')</small>
 
|サルディーニャ・アサーダ・コン・アローシュ・ブランコ<br><small>(''Sardinha assada com Arroz Branco'')</small>
 
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|<small>ポルトガル版イワシの塩焼き定食。日本と同じくシンプル。ポルトガルでは「イワシ祭」が開催されるほど定番である。</small>
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|アローシュ・パラ・スシ<br><small>(''Arroz para Sushi'')</small>
 
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|米酢・砂糖・塩
 
|米酢・砂糖・塩
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|<small>酢飯(寿司のシャリ)。米文化と共に豊富な魚介類に恵まれているため、寿司は家庭でも気軽に楽しめる。日本の多くの庶民は市販の簡便的な「すし酢」に頼るところだが、逆に基本に忠実である。</small>
 
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|スシ<br><small>(''Sushi'')</small>
 
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|<small>ポルトガルは魚介類が豊富であると共に米食文化があるため、日本の一般的な寿司ネタや海苔巻き、醤油も通常で、他に独自で発展を遂げた寿司も多くある。新鮮なイワシの炙りの握りは粗塩で食す。</small>
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|<small>ポルトガルでは日本の一般的な寿司ネタや海苔巻き、逆さ巻きも網羅し、独自で発展を遂げた寿司も多くある。新鮮なイワシの炙りの握りは定番で粗塩で食す。</small>
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|<small>サバの握り寿司。アゾレス諸島では高鮮度のサバが各島内に流通する。日本のサバの名産地に見られる「酢締め」をしない寿司や刺身も食されている。</small>
 
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|ボーラ・デ・アローシュ・ジャポネシュ<br><small>(''Bola de Arroz Japonês'')</small>
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|<small>ボーラ・デ・アローシュ・ジャポネシュ</small><br><small>(''Bola de Arroz Japonês'')</small><br><small>オニギリ</small><br><small>(''Onigiri'')</small>
 
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|<small>オニギリはポルトガルでも親しまれている。オニギリの概念を深く掘り下げることで古来より携行食であった点から保存性を高める、または「詰め寿司」の一種と捉えており、酢飯を使うのが特徴。</small>
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|<small>オニギリはポルトガルでも親しまれている。オニギリの概念を深く掘り下げ、本質的に古来より携行食であった点から保存性を高める、または「詰め寿司」の一種と捉え、酢飯を使うのが特徴。</small>
 
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|トマト
 
|トマト
|<small>トマトベースのマランドリーニョの基礎となる。単品でも定番だが魚のフライや焼き魚が添えることも多い。※マランドリーニョとは汁気の多いコメ料理の総称。</small>
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|<small>トマトご飯。多くの海鮮系はトマトが使われ、そのベースでもある。材料がシンプルなため、肉・魚・魚介類を問わずメインと合わせやすい。単品でも定番だが、多くの料理にも添えられる。</small>
 
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|<small>アローシュ・デ・フェイジャアオン</small><br><small>(''Arroz de Feijão'')</small>
 
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|[[File:Portuguese Cuisine - Arroz de Legumes.png|155px]]
 
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|アローシュ・デ・レグーメシュ<br><small>(''Arroz de de Legumes'')</small>
 
|野菜全般
 
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<small>※マランドリーニョ(Malandrinho)は “ 湿った ” や “ 水気 ” を意味する。汁気のある米料理の総称として使われる。米料理では単にマランドリーニョでも通ずる。</small>
  
 
== アローシュ・セコ(Arroz Seco) ==
 
== アローシュ・セコ(Arroz Seco) ==
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|ヒツジ
 
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|<small>チャーハン。</small>
 
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<small>※セコ(Seco)は “ 乾いた ” や “ 乾燥 ” を意味し、乾物を表すためにも使われる。米料理の場合はピラフ、パエリア、チャーハンの系統。</small>
  
 
== デザート ==
 
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2023年11月26日 (日) 12:32時点における最新版


ポルトガルの米食文化

ポルトガルの田園風景

ポルトガルはヨーロッパ最大のコメ消費国であり、その量は一人当たり年間15kgで、これはヨーロッパ平均のおよそ3倍である。 ポルトガル人と米の繋がりは、ポルトガル建国(12世紀:1143年10月5日)以前のはるか昔から存在する。 稲作はムーア人の領地であった7世紀から8世紀にかけて現在のポルトガル領土で始められた。

以来、米はポルトガル人の食生活において非常に重要なものとなったが、これは土壌、温度、日照時間、水などの栽培に適した環境も大きく影響している。 現在では年間150,000トン(1億5,000万キロ)から180,000トンの米を生産しており、国内消費の60%を自給している。 作付総面積は約30,000ヘクタールで、主にサド川、テージョ川、モンデゴ川の河口域で栽培されている。 ヨーロッパにおいて日本のような田園風景(田んぼ)が見られるのは稀である。

コメ博物館と田園

米はその粒の大きさや形状によって、短粒米、中粒米、長粒米の3種類に分けられるが、ポルトガルにはこれら3種の古来種が存在する。 その中で特にアグーリャ(Agulha)とカロリーノ(Carolino)という2つの主要な品種が栽培されている。 アグーリャはカロリーノよりも安価で作付面積も3分の1と少ない。 カロリーノは本来の作付面積をさらに増やし、加えて約5,000ヘクタールの作付がされたが、庶民の多くは安価な輸入米に頼るため、過剰在庫はトルコや海外のポルトガル料理のレストランなどへ輸出されている。 カロリーノは日本でいうコシヒカリのような存在であるといってよい。

アグーリャは長粒のインディカ米で、カロリーノは短粒で日本で食されているジャポニカ米の亜種である。 カロリーノはクリーミーで弾力のある食感や粘性、炊き上がりの硬さの均一性、茹でたり炊いた場合は汁を完全に吸収し、そのスープや調味料の風味を取り込む特性があり、アローシュ・デ・ポルヴォをはじめ、米料理に最適とされている。 これらの特徴からポルトガルではカロリーノの伝統性を強調し「ポルトガルの国米」としている。

サド川の河口沿いに位置するコンポルタには、ポルトガルにおける米の歴史を専門とする「コメ博物館」(Museu do Arroz)があり、併設のレストランではポルトガルの有名な米料理の数々を紹介している。

白飯

画像 料理名 副材料
Portuguese Cuisine - Arroz Branco.png アローシュ・ブランコ
Arroz Branco
なし 白飯。ブランコは “ 白 ” の意味。多くは鍋で炊飯するが飯盒炊爨(はんごうすいさん)のような上等な炊き上がりに仕上げる人々もいる。今日では日本同様に炊飯器を使う家庭もある。
Portuguese Cuisine - Sardinha assada com Arroz Branco.png サルディーニャ・アサーダ・コン・アローシュ・ブランコ
Sardinha assada com Arroz Branco
ポルトガル版イワシの塩焼き定食。シンプルに粗塩を振って炭火で焼く。ポルトガルでは「イワシ祭」が開催されるほど定番である。
Portuguese Cuisine - Arroz com Manteiga.png アローシュ・マンテイガ
Arroz com Manteiga
バター 白飯にバターを加えたもの。
Portuguese Cuisine - Arroz Para Sushi.png アローシュ・パラ・スシ
Arroz para Sushi
米酢・砂糖・塩 酢飯(寿司のシャリ)。米文化と共に豊富な魚介類に恵まれているため、寿司は家庭でも気軽に楽しめる。日本の多くの庶民は市販の簡便的な「すし酢」に頼るところだが、逆に基本に忠実である。
Portuguese Cuisine - Sushi.png スシ
Sushi
ポルトガルでは日本の一般的な寿司ネタや海苔巻き、逆さ巻きも網羅し、独自で発展を遂げた寿司も多くある。新鮮なイワシの炙りの握りは定番で粗塩で食す。
Azorean Cuisine - Sushi de Cavala.png スシ・デ・カヴァーラ
(Sushi de Cavala)
ニギリ・デ・カヴァーラ
(Nigiri de Cavala)
サバの握り寿司。アゾレス諸島では高鮮度のサバが各島内に流通する。日本のサバの名産地に見られる「酢締め」をしない寿司や刺身も食されている。
Portuguese Cuisine - Bola de Arroz Japonês.png ボーラ・デ・アローシュ・ジャポネシュ
Bola de Arroz Japonês
オニギリ
Onigiri
オニギリはポルトガルでも親しまれている。オニギリの概念を深く掘り下げ、本質的に古来より携行食であった点から保存性を高める、または「詰め寿司」の一種と捉え、酢飯を使うのが特徴。

マランドリーニョ(Arroz Malandrinho)

画像 料理名 副材料
Portuguese Cuisine - Arroz de Tomate.png
アローシュ・デ・トマーチ
Arroz de Tomate
トマト トマトご飯。多くの海鮮系はトマトが使われ、そのベースでもある。材料がシンプルなため、肉・魚・魚介類を問わずメインと合わせやすい。単品でも定番だが、多くの料理にも添えられる。
155px アローシュ・デ・フェイジャアオン
Arroz de Feijão
インゲンマメ
155px アローシュ・デ・コグメーロス
Arroz de Cogumelos
キノコ
Portuguese Cuisine - Arroz de Legumes.png アローシュ・デ・レグーメシュ
Arroz de de Legumes
野菜全般
Portuguese Cuisine - Arroz de Polvo.png
アローシュ・デ・ポルヴォ
Arroz de Polvo
トマト・タコ
アローシュ・デ・ルラス
Arroz de Lulas
トマト・イカ
Portuguese Cuisine - Arroz de Gambas.png
アローシュ・デ・ガンバス
Arroz de Gambas
トマト・エビ
Portuguese Cuisine - Arroz de Caranguejo.png
アローシュ・デ・カランゲージョ
Arroz de Caranguejo
トマト・カニ
Portuguese Cuisine - Arroz de Ameijoas.png
アローシュ・デ・アメイジョアス
Arroz de Ameijoas
トマト・アサリ
Portuguese Cuisine - Arroz de Lingueirão.png
アローシュ・デ・リングヴェイラオン
Arroz de Lingueirão
トマト・マテガイ
アローシュ・デ・バカリャウ
Arroz De Bacalhau
トマト・干し鱈
Portuguese Cuisine - Arroz de Sardinhas.png
アローシュ・デ・サルディーニャス
Arroz de Sardinhas
トマト・イワシ
アローシュ・デ・タンボリル
Arroz de Tamboril
トマト・アンコウ
Portuguese Cuisine - Arroz de Mariscos.png
アローシュ・デ・マリスコス
Arroz de Mariscos
トマト・魚介類
Portuguese Cuisine - Arroz de Lampreia.png アローシュ・デ・ランプレイア
Arroz de Lampreia
ヤツメウナギ
155px アローシュ・デ・コエリョ
Arroz de Coelho
ウサギ
Portuguese Cuisine - Arroz de Cabidela.png アローシュ・デ・カヴィデラ
Arroz de Cabidela
鶏肉と鶏の血 ポルトガル北西部に位置するブラガ市ミーニョ地方の伝統料理。ポルトガルの旧植民地や影響下にあったカーボベルデ、アンゴラ、マカオ、ブラジルなどの国々にも同じような料理が存在する。
155px アローシュ・デ・サラブーリョ
Arroz de Sarrabulho
豚肉と豚の血

※マランドリーニョ(Malandrinho)は “ 湿った ” や “ 水気 ” を意味する。汁気のある米料理の総称として使われる。米料理では単にマランドリーニョでも通ずる。

アローシュ・セコ(Arroz Seco)

画像 料理名 副材料
Portuguese Cuisine - Arroz de Pato.png アローシュ・デ・パト
Arroz de Pato
カモ

アヒル
チョリソとベーコンが加えられる。
155px
Cordeiro à Moda de Monção
ヒツジ
Azorean Cuisine - Arroz Chau Chau.png アローシュ・チャウチャウ
(Arroz Chau Chau)
チャーハン。

※セコ(Seco)は “ 乾いた ” や “ 乾燥 ” を意味し、乾物を表すためにも使われる。米料理の場合はピラフ、パエリア、チャーハンの系統。

デザート

画像 料理名
Portuguese Cuisine - Arroz Doce.png アローシュ・ドース
Arroz Doce
Portuguese Cuisine - Bolo de Arroz.png ボーロ・デ・アローシュ
Bolo de Arroz
米粉