「フランス風おでん」の版間の差分
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大体火が通ったら、スープストックまたは水一升をさし、トマトピューレーの小瓶(二合)を加えます。 | 大体火が通ったら、スープストックまたは水一升をさし、トマトピューレーの小瓶(二合)を加えます。 | ||
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生揚、がんもどき、さつま揚、つみれ、焼竹輪、揚ボール、こんにゃく、大根、蕪、馬鈴薯など普通のおでんのたねを適当に取り合せますが、油で揚げたものを二~三種必ず取り合せてください、よい味が出ますから。 | 生揚、がんもどき、さつま揚、つみれ、焼竹輪、揚ボール、こんにゃく、大根、蕪、馬鈴薯など普通のおでんのたねを適当に取り合せますが、油で揚げたものを二~三種必ず取り合せてください、よい味が出ますから。 | ||
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大根と馬鈴薯は一たんバター炒めして入れると、一そう味がよくなります。 | 大根と馬鈴薯は一たんバター炒めして入れると、一そう味がよくなります。 | ||
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=== 煮方 === | === 煮方 === | ||
+ | 用意が整ったら、たねを入れますが、煮えにくいものから順々に。 | ||
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+ | 大根、馬鈴薯が軟かになったら、塩、醤油、味の素を入れて淡味に調えて、更に煮込みます。 | ||
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+ | === トマトピューレーの代りに === | ||
+ | カレー粉を加えて、カレー味にするのも、なかなかよいものです。 | ||
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+ | よい味が出ていますから、また大根や馬鈴薯、蕪など煮ていただきましょう。 | ||
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+ | 熱いところを、かき辛子を添えていただきます。 | ||
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− | * | + | *『主婦の友』:昭和三十年十二月号・附録「冬の家庭料理」(汁物・煮込物・鍋物) |
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2022年4月24日 (日) 10:33時点における最新版
フランス風おでん(ふらんすふうおでん)は、昭和30年(1955年)に婦人雑誌『主婦之友』12月号の附録「冬の家庭料理」に掲載された料理である。
料理紹介
ぐつぐつ煮えた煮込みおでんは、冬の魅力です。 これを若い人好みにトマト味に仕立てました。 トマトの味とおでんのたねは思いがけずよく調和しますから、お試しください。
作り方
スープ
まず煮込むスープを用意します。
五人前で鶏の腿肉一つを骨つきのままぶつ切にし、鍋にバターか油を熱し、ざっと炒めます。 大体火が通ったら、スープストックまたは水一升をさし、トマトピューレーの小瓶(二合)を加えます。
たね
生揚、がんもどき、さつま揚、つみれ、焼竹輪、揚ボール、こんにゃく、大根、蕪、馬鈴薯など普通のおでんのたねを適当に取り合せますが、油で揚げたものを二~三種必ず取り合せてください、よい味が出ますから。
芋は里芋より馬鈴薯の方が合います。 大根と馬鈴薯は一たんバター炒めして入れると、一そう味がよくなります。
たねは図のように切っておきます。
煮方
用意が整ったら、たねを入れますが、煮えにくいものから順々に。
大根、馬鈴薯が軟かになったら、塩、醤油、味の素を入れて淡味に調えて、更に煮込みます。
トマトピューレーの代りに
カレー粉を加えて、カレー味にするのも、なかなかよいものです。
残った汁は
よい味が出ていますから、また大根や馬鈴薯、蕪など煮ていただきましょう。
食べ方
熱いところを、かき辛子を添えていただきます。
監修
- たいめいけん
参考文献
- 『主婦の友』:昭和三十年十二月号・附録「冬の家庭料理」(汁物・煮込物・鍋物)