「フランス風おでん」の版間の差分

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'''フランス風おでん'''(ふらんすふうおでん)は、昭和30年(1955年)に婦人雑誌『[[婦人の友]]』12月号の附録「冬の家庭料理」に掲載された料理である。
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'''フランス風おでん'''(ふらんすふうおでん)は、昭和30年(1955年)に婦人雑誌『[[主婦之友]]』12月号の附録「冬の家庭料理」に掲載された料理である。
  
 
== 料理紹介 ==
 
== 料理紹介 ==
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トマトの味とおでんのたねは思いがけずよく調和しますから、お試しください。
 
トマトの味とおでんのたねは思いがけずよく調和しますから、お試しください。
  
== 材料(五人前) ==
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== 作り方 ==
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=== スープ ===
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まず煮込むスープを用意します。
  
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五人前で鶏の腿肉一つを骨つきのままぶつ切にし、鍋にバターか油を熱し、ざっと炒めます。
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大体火が通ったら、スープストックまたは水一升をさし、トマトピューレーの小瓶(二合)を加えます。
  
== 拵え方 ==
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=== たね ===
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[[File:Supplement to Shufu no Tomo Dec 1955 - How to France Fu Oden.jpg|thumb|right|200px|おでんのたねの切り方]]
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生揚、がんもどき、さつま揚、つみれ、焼竹輪、揚ボール、こんにゃく、大根、蕪、馬鈴薯など普通のおでんのたねを適当に取り合せますが、油で揚げたものを二~三種必ず取り合せてください、よい味が出ますから。
  
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芋は里芋より馬鈴薯の方が合います。
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大根と馬鈴薯は一たんバター炒めして入れると、一そう味がよくなります。
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たねは[[:File:Supplement to Shufu no Tomo Dec 1955 - How to France Fu Oden.jpg|図]]のように切っておきます。
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=== 煮方 ===
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用意が整ったら、たねを入れますが、煮えにくいものから順々に。
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大根、馬鈴薯が軟かになったら、塩、醤油、味の素を入れて淡味に調えて、更に煮込みます。
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=== トマトピューレーの代りに ===
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カレー粉を加えて、カレー味にするのも、なかなかよいものです。
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=== 残った汁は ===
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よい味が出ていますから、また大根や馬鈴薯、蕪など煮ていただきましょう。
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=== 食べ方 ===
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熱いところを、かき辛子を添えていただきます。
  
 
== 監修 ==
 
== 監修 ==
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== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==
*『婦人倶楽部』:昭和三十年十二月号・附録「冬の家庭料理」
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*『主婦の友』:昭和三十年十二月号・附録「冬の家庭料理」(汁物・煮込物・鍋物)
 
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[[カテゴリ:日本の旧トマト料理|ふ]]
 
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2022年4月24日 (日) 10:33時点における最新版

フランス風おでん

フランス風おでん(ふらんすふうおでん)は、昭和30年(1955年)に婦人雑誌『主婦之友』12月号の附録「冬の家庭料理」に掲載された料理である。

料理紹介

ぐつぐつ煮えた煮込みおでんは、冬の魅力です。 これを若い人好みにトマト味に仕立てました。 トマトの味とおでんのたねは思いがけずよく調和しますから、お試しください。

作り方

スープ

まず煮込むスープを用意します。

五人前で鶏の腿肉一つを骨つきのままぶつ切にし、鍋にバターか油を熱し、ざっと炒めます。 大体火が通ったら、スープストックまたは水一升をさし、トマトピューレーの小瓶(二合)を加えます。

たね

おでんのたねの切り方

生揚、がんもどき、さつま揚、つみれ、焼竹輪、揚ボール、こんにゃく、大根、蕪、馬鈴薯など普通のおでんのたねを適当に取り合せますが、油で揚げたものを二~三種必ず取り合せてください、よい味が出ますから。

芋は里芋より馬鈴薯の方が合います。 大根と馬鈴薯は一たんバター炒めして入れると、一そう味がよくなります。

たねはのように切っておきます。

煮方

用意が整ったら、たねを入れますが、煮えにくいものから順々に。

大根、馬鈴薯が軟かになったら、塩、醤油、味の素を入れて淡味に調えて、更に煮込みます。

トマトピューレーの代りに

カレー粉を加えて、カレー味にするのも、なかなかよいものです。

残った汁は

よい味が出ていますから、また大根や馬鈴薯、蕪など煮ていただきましょう。

食べ方

熱いところを、かき辛子を添えていただきます。

監修

  • たいめいけん

参考文献

  • 『主婦の友』:昭和三十年十二月号・附録「冬の家庭料理」(汁物・煮込物・鍋物)