「イタリヤ玉子」の版間の差分

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'''イタリヤ玉子'''(いたりあたまご)は、昭和13年(1938年)に婦人雑誌『[[主婦之友]]』1月号の附録「冬の和洋料理千種の作方」に掲載された料理である。
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'''イタリヤ玉子'''(いたりあたまご)は、昭和13年(1938年)に婦人雑誌『[[主婦之友]]』新年号の附録「冬の和洋料理千種の作方」に掲載された料理である。
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イタリー人はチーズを好みますので、チーズの入った料理をイタリー風と申します。
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チーズは榮養價高く、肉より經濟的ですから、肉代りに大いに、使って頂きたいものです。
  
 
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== 作り方 ==
チーズは榮養價高く、肉より經濟的ですから、肉代りに大いに、使って頂きたいものです。
 
 
三四人前として、フライ鍋に、バタかその他の油を大匙二杯ほど熱し、みぢん切の玉葱を大匙一杯入れてよく炒め、そこへトマトソースを一合五勺と二分あられに刻んだチーズを大匙七八杯加へて、鹽、胡椒し、あればパセリのみぢん切も茶匙一杯ほど加へます。
 
三四人前として、フライ鍋に、バタかその他の油を大匙二杯ほど熱し、みぢん切の玉葱を大匙一杯入れてよく炒め、そこへトマトソースを一合五勺と二分あられに刻んだチーズを大匙七八杯加へて、鹽、胡椒し、あればパセリのみぢん切も茶匙一杯ほど加へます。
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そして、チーズがほぼ煮溶けるまで炒めましたなら、玉子四箇をほぐして流し、徐かに全體をかき混ぜて、ふうはりと焼き上げ、トーストの上にのせてすすめるのです。
 
そして、チーズがほぼ煮溶けるまで炒めましたなら、玉子四箇をほぐして流し、徐かに全體をかき混ぜて、ふうはりと焼き上げ、トーストの上にのせてすすめるのです。
  
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== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==
*『主婦之友』:昭和十三年一月號・附録「冬の和洋料理千種の作方」
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*『主婦之友』:昭和十三年新年號・附録「冬の和洋料理千種の作方」(玉子の和洋料理三十五種)
 
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[[カテゴリ:日本の旧トマト料理|い]]
 
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[[カテゴリ:昭和13年01月號・冬の和洋料理千種の作方|い]]
 
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2022年4月29日 (金) 16:52時点における最新版

イタリヤ玉子

イタリヤ玉子(いたりあたまご)は、昭和13年(1938年)に婦人雑誌『主婦之友』新年号の附録「冬の和洋料理千種の作方」に掲載された料理である。

概要

イタリー人はチーズを好みますので、チーズの入った料理をイタリー風と申します。 チーズは榮養價高く、肉より經濟的ですから、肉代りに大いに、使って頂きたいものです。

作り方

三四人前として、フライ鍋に、バタかその他の油を大匙二杯ほど熱し、みぢん切の玉葱を大匙一杯入れてよく炒め、そこへトマトソースを一合五勺と二分あられに刻んだチーズを大匙七八杯加へて、鹽、胡椒し、あればパセリのみぢん切も茶匙一杯ほど加へます。

そして、チーズがほぼ煮溶けるまで炒めましたなら、玉子四箇をほぐして流し、徐かに全體をかき混ぜて、ふうはりと焼き上げ、トーストの上にのせてすすめるのです。

監修

  • 帝國女子専門學校講師:ヴァイオラ・シード

参考文献

  • 『主婦之友』:昭和十三年新年號・附録「冬の和洋料理千種の作方」(玉子の和洋料理三十五種)