「魚の凍寄せ」の版間の差分
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− | '''魚の凍寄せ''' | + | '''魚の凍寄せ'''(さかなのこほりよせ)は、戦時中の昭和17年(1942年)に主婦之友社から発行された『[[惣菜料理全書]]』に掲載された料理である。 |
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2022年4月20日 (水) 12:39時点における最新版
魚の凍寄せ(さかなのこほりよせ)は、戦時中の昭和17年(1942年)に主婦之友社から発行された『惣菜料理全書』に掲載された料理である。
材料(五人前)
- 白身の魚:(すずき、さきなど)五切
- 寒天:半本
- トマト:二個
- サラダ菜
- 白胡麻:三勺
- 豆腐:半丁
作り方
これは冷い魚料理で、食事の間際まで冷しておいたのが、喉を通るときの味はまた格別です。
魚に薄塩を當て、皿に受けて蒸し、(酒か味醂があれば大匙一杯ほどかけるとなおよい。)流し箱に間をおいて並べておきます。
寒天を水に浸けて戻し、一合五勺の煮出汁で煮溶し、塩を茶匙に半分ほどで味をつけ、蒸した魚の上から流して冷し固めます。
その間に胡麻酢を用意しましょう。 胡麻をよく炒って擂り、豆腐はくづしてさっと湯を通し、胡麻と一しょに擂り混ぜ、砂糖大匙一杯、酢大匙三杯、塩茶匙半分くらいの割で甘酸っぱく調えます。
魚を一人一切になるように四角に切り、洋皿にサラダ菜を敷いて盛り、トマトを櫛形に切って添えた傍へ胡麻酢をぽってりとかけます。
『惣菜料理全書』八月(魚料理)
参考文献
- 『惣菜料理全書』:昭和十七年・主婦之友社編