「シチウ・トマト」の版間の差分
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− | '''シチウ・トマト''' | + | '''シチウ・トマト'''(しちう・とまと)は、明治27年(1894年)に婦人雑誌『[[婦女雑誌]]』11月号に掲載された料理である。 |
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トマトを沸湯の中へ三分間程入れ皮の少しやはらかになりたる處を度とし、へたと、しんと、を例の柿のへたと共にしん迄ゑぐり取る工合に取り皮を剥き、なま絞りにし其酢味のつゆと種とを絞り出し鍋へ入れパンの極柔らかなる處を少し入れ鹽少しと砂糖を匙に一杯半程加へとろとろ火にて二十分程煮てとろとろになりたる處を皿へ入れるなり之をシチウ、トマトと云ふ、 | トマトを沸湯の中へ三分間程入れ皮の少しやはらかになりたる處を度とし、へたと、しんと、を例の柿のへたと共にしん迄ゑぐり取る工合に取り皮を剥き、なま絞りにし其酢味のつゆと種とを絞り出し鍋へ入れパンの極柔らかなる處を少し入れ鹽少しと砂糖を匙に一杯半程加へとろとろ火にて二十分程煮てとろとろになりたる處を皿へ入れるなり之をシチウ、トマトと云ふ、 | ||
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+ | <Div Align="right">『婦女雑誌』第二十一號</Div> | ||
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+ | *『婦女雑誌』:第二十一號(明治二十七年十一月十四日) | ||
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2022年5月6日 (金) 06:09時点における最新版
シチウ・トマト(しちう・とまと)は、明治27年(1894年)に婦人雑誌『婦女雑誌』11月号に掲載された料理である。
材料
- トマト
- パン
- 塩
- 砂糖
作り方
トマト(西洋赤茄子なり) トマトを沸湯の中へ三分間程入れ皮の少しやはらかになりたる處を度とし、へたと、しんと、を例の柿のへたと共にしん迄ゑぐり取る工合に取り皮を剥き、なま絞りにし其酢味のつゆと種とを絞り出し鍋へ入れパンの極柔らかなる處を少し入れ鹽少しと砂糖を匙に一杯半程加へとろとろ火にて二十分程煮てとろとろになりたる處を皿へ入れるなり之をシチウ、トマトと云ふ、
又生の儘、へたと、しんと、を去り其ゑぐりたる穴へ極(こま)かにして煮たる牛肉を詰め牛の油を掛け焼くなり之をトマト、ロースと云ふなり
『婦女雑誌』第二十一號
参考文献
- 『婦女雑誌』:第二十一號(明治二十七年十一月十四日)