「アイスランドの獣鳥類」の版間の差分
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|フルマカモメ<br><small>(''Fulmarus glacialis'')</small> | |フルマカモメ<br><small>(''Fulmarus glacialis'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>ミズナギドリ目ミズナギドリ科フルマカモメ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|<br><small>(Dílaskarfur)</small> | |<br><small>(Dílaskarfur)</small> | ||
|カワウ<br><small>(''Phalacrocorax carbo'')</small> | |カワウ<br><small>(''Phalacrocorax carbo'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>カツオドリ目ウ科ウ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|[[File:Gulosus aristotelis - European Shag.png|155px]] | |[[File:Gulosus aristotelis - European Shag.png|155px]] | ||
|<br><small>(Toppskarfur)</small> | |<br><small>(Toppskarfur)</small> | ||
|ヨーロッパヒメウ<br><small>(''Gulosus aristotelis'')</small> | |ヨーロッパヒメウ<br><small>(''Gulosus aristotelis'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>カツオドリ目ウ科ウ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|[[File:Morus bassanus - Northern Gannet.png|155px]] | |[[File:Morus bassanus - Northern Gannet.png|155px]] | ||
|<br><small>(Súla)</small> | |<br><small>(Súla)</small> | ||
|シロカツオドリ<br><small>(''Morus bassanus'')</small> | |シロカツオドリ<br><small>(''Morus bassanus'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>カツオドリ目カツオドリ科シロカツオドリ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|<br><small>(Hvítmáfur)</small> | |<br><small>(Hvítmáfur)</small> | ||
|シロカモメ<br><small>(''Larus hyperboreus'')</small> | |シロカモメ<br><small>(''Larus hyperboreus'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>チドリ目カモメ科カモメ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|[[File:Chroicocephalus ridibundus - Black Headed Gull.png|155px]] | |[[File:Chroicocephalus ridibundus - Black Headed Gull.png|155px]] | ||
|<br><small>(Hettumáfur)</small> | |<br><small>(Hettumáfur)</small> | ||
|ユリカモメ<br><small>(''Chroicocephalus ridibundus'')</small> | |ユリカモメ<br><small>(''Chroicocephalus ridibundus'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>チドリ目カモメ科ユリカモメ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|[[File:Rissa tridactyla - Kittiwake.png|155px]] | |[[File:Rissa tridactyla - Kittiwake.png|155px]] | ||
|<br><small>(Rita)</small> | |<br><small>(Rita)</small> | ||
|ミツユビカモメ<br><small>(''Rissa tridactyla'')</small> | |ミツユビカモメ<br><small>(''Rissa tridactyla'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>チドリ目カモメ科ミツユビカモメ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|[[File:Stercorarius skua - Great Skua.png|155px]] | |[[File:Stercorarius skua - Great Skua.png|155px]] | ||
|<br><small>(Skúmur)</small> | |<br><small>(Skúmur)</small> | ||
|キタオオトウゾクカモメ<br><small>(''Stercorarius skua'')</small> | |キタオオトウゾクカモメ<br><small>(''Stercorarius skua'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>チドリ目トウゾクカモメ科トウゾクカモメ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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|[[File:Stercorarius parasiticus - Arctic Skua.png|155px]] | |[[File:Stercorarius parasiticus - Arctic Skua.png|155px]] | ||
|<br><small>(Kjói)</small> | |<br><small>(Kjói)</small> | ||
|クロトウゾクカモメ<br><small>(''Stercorarius parasiticus'')</small> | |クロトウゾクカモメ<br><small>(''Stercorarius parasiticus'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>チドリ目トウゾクカモメ科トウゾクカモメ属。狩猟期間は9月1日~3月31日。</small> |
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2024年3月4日 (月) 17:45時点における版
アイスランドの獣鳥類(Dýr og fuglar)
概要
家畜類
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Sauðfé) |
ヒツジ (Ovis aries) |
アイスランドのヒツジは入植時代からの血統である。 |
155px | (Hestur) |
ウマ (Equus caballus) |
奇蹄目(きていもく)ウマ科ウマ属。アイスランド西部のレイクホルトにあるフリーズヘイマル農園では乗馬体験やショーが見学できる。 |
野生哺乳類
鯨偶蹄目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Hreindýr) |
トナカイ (Rangifer tarandus) |
シカ科トナカイ属。アイスランドでは毎年、生態に影響を与えない範囲で、個体の年齢、性別、または地域に応じて頭数を決定して狩猟を許可している。 |
※鯨偶蹄目(げいぐうていもく)
食肉目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Hvítabirnir) |
ホッキョクグマ (Ursus maritimus) |
クマ科クマ属。稀に流氷に乗って訪れる。アイスランドでは保護する方針だが、陸上して人や家畜に危険が及ぶ場合は処置される。通常は生息していため、一般的な狩猟や食材の対象ではない。 |
※ホッキョクグマは氷上生活の他、泳ぐことにも長けている。生息域に近いグリーンランドでは、陸上して人々の生活圏に出没して通報されることもあり、適正な処置がされた後、肉は自治体の市場や集落の役場などで販売される。日本でも古くから熊肉は狩猟食材として利用されている。
野鳥類
カモ目
※日本では “ 海ガモ ”と総称される狩猟鳥のホシハジロ(ハジロ属)、キンクロハジロ(ハジロ属)、スズガモ(ハジロ属)、クロガモ(クロガモ属)などは、ハンター自体に味が好まれないため、主な狩猟対象とされていない。その要因は魚を餌とすることにより、身肉に魚の風味を持つことである。これは海ガモ(カモ科)に限らず、海鳥類の特徴である。
チドリ目
キジ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Rjúpa) |
ライチョウ (Lagopus muta) |
キジ科ライチョウ属。狩猟期間は10月15日~12月22日。 |
※アイスランドには、フランスのジビエ料理で “ ベカス ”(仏:Bécasse)として珍重されるシギ類も生息するが狩猟対象ではない。
海鳥類
※海鳥類は、小魚を餌とするため、身肉は魚の風味を持つのが特徴である。そのため、肉や脂肪の成分が通常とは異なり、健康に良いとされている。アイスランドに訪れる人々にとって海鳥料理は一つの目玉であり、魚の味がすることに驚くものの、その珍しさを味わい、気嫌いされることは少ない。
卵類
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ー | ー | 海鳥の卵は伝統的に重要な栄養源とされてきた。古来、断崖から卵を採取する命がけの役目は若者であったが、現在は消防士やレスキュー隊員がそれを継承している。彼らの貢献で季節限定で出回る。 | |
(Svartfuglsegg) |
ウミガラスの卵。 | ||
(Álkuegg) |
オオハシウミガラスの卵。 | ||
(Rituegg) |
ミツユビカモメの卵。 | ||
(Hettumávsegg) |
ユリカモメの卵。 | ||
(Sílamávsegg) |
ニシセグロカモメの卵。 | ||
(Hvítmávsegg) |
シロカモメの卵。 | ||
(Fýlsegg) |
フルマカモメの卵。 | ||
155px | (Gæsaegg) |
雁の卵。 | |
155px | (Andaregg) |
アヒルの卵。 |
※アイスランドの狩猟における法律を厳守さえすれば、網や銃器を用いる狩猟に比べて、採卵に関しては緩やかで免許も必要としない。ただ、採取期間は決められている。海鳥の場合、そのほとんどが断崖絶壁にあるため、今日では素人が行うことはない。一般の人々にとって危険をともなわずに採取できるのは、草むらなどに産卵する野鳥類だが、これにはルールがあり、巣にある卵を全て取ってはならず、一つの巣に対して必ずある程度の数を残すという規則がある。
海棲哺乳類
鯨類
※クジラ博物館
鰭脚類
※アザラシ博物館
加工品
画像 | 現地名 | 一般名 | |
---|---|---|---|
(Reyktur Lundi) |
スモークド・パフィン (Smoked Puffin) |
ニシツノメドリの燻製。古くから食糧を保存するために行われてきたもので、現在では狩猟期間外でも通年でレストランで提供している。狩猟期間中でも生鮮の肉を使うことはほとんどない。 | |
155px | スール・クヴァルゥル (Súr Hvalur) |
クヴァルゥルは “ クジラの脂身 ” の意味。日本の鯨料理では、畝須(うねす)と呼ばれる美味な部位である。スールはミーサ(乳清)に漬けたものを指す。塩が普及する以前に生み出された保存法。 | |
サルタズ・セルスピック (Saltað Selspik) |
アザラシの皮の塩漬け。セルスピックは “ アザラシの皮 ” の意味。 | ||
155px | セルシュレイファル (Selshreifar) |
アザラシのヒレ。 |
ギャラリー
※以下は、アイスランド料理の一例である。