「アイスランドの地衣類」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→概要) |
|||
21行目: | 21行目: | ||
|<br><small>(Hreindýramosi)</small> | |<br><small>(Hreindýramosi)</small> | ||
|ハナゴケ<br><small>(''Cladonia rangiferina'')</small> | |ハナゴケ<br><small>(''Cladonia rangiferina'')</small> | ||
− | |<small>ハナゴケ科ハナゴケ属。アイスランドでは “ | + | |<small>ハナゴケ科ハナゴケ属。アイスランドでは “ トナカイのコケ ” を意味する。トナカイが越冬するためのエサの90%が本種である。</small> |
|- | |- | ||
|[[File:Cetraria islandica - Iceland Moss.png|155px]] | |[[File:Cetraria islandica - Iceland Moss.png|155px]] |
2024年2月26日 (月) 14:47時点における版
アイスランドの地衣類(アイスランド語:Fléttur /日本語:ちいるい)は、アイスランドに自生する地衣類である。 地衣類は菌類の一種で、藻類(主に緑藻とシアノバクテリア)と必ず共生する生態系をもつ複合体である。
概要
フリィエットゥル(Fléttur)は、アイスランド語で地衣類を指す。 この言葉は、1906年に出版されたヘルガ ・ヨンソン(Helga Jónssonar:1867~1925年)の著書『Bygging og líf plantna. Grasafraeði.』で初めて登場し、今日も用いられている。 それまで、一般の人々は地衣類と蘚類(せんるい)に分類されるコケ類を区別していなかったため、コケと同様に “ モゥシ ” (Mosi)と呼んでいた。
地衣類
チャシブゴケ目
ロウソクゴケ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Veggjaglæða) |
ゴールデン・シールド・ライケン (Xanthoria parietina) |
ロウソクゴケ科オオロウソクゴケ属。 |
伝統的な利用
- グラッサグロイトゥル:地衣類のお粥。
- フィヤトラグラッサブロィズ:地衣類を生地に混ぜたパン。
- フィヤトラグラッサミョーク:地衣類のミルク煮。
- フィヤトラグラッサテー:地衣類のハーブティー。
- フィヤトラグラッササルト:地衣類を加えた天然塩。
- フィヤトラグラッサシュナップス:地衣類の薬膳酒。
- Icelandic Cuisine - Grasagrautur.png
グラッサグロイトゥル
- Icelandic Salt - Fjallagrasasalt.png
フィヤトラグラッササルト
- Icelandic Alcoholic Drinks - Fjallagrasaschnapps.png
フィヤトラグラッサシュナップス