「トマトとピーナッツバタのサンドイッチ」の版間の差分

提供: Tomatopedia
ナビゲーションに移動 検索に移動
21行目: 21行目:
 
<Div Align="right">『朝御飯』</Div>
 
<Div Align="right">『朝御飯』</Div>
  
 +
== 参考文献 ==
 +
*『林芙美子全集』:1977年(昭和52)
 
----
 
----
 
[[カテゴリ:日本の旧トマト料理|と]]
 
[[カテゴリ:日本の旧トマト料理|と]]

2022年6月9日 (木) 03:50時点における版

ファイル:Japanese Tomato Dishes - Tomato to Peanut Butter no Sandwich.png
トマトとピーナッツバタのサンドイッチ

トマトとピーナッツバタのサンドイッチ(とまととぴーなっつばたーのさんどいっち)は、小説家の林 芙美子(はやし ふみこ:1903年・明治36年12月31日 - 1951年・昭和26年6月28日)のサンドイッチである。

朝御飯

徹夜をして頭がモウロウとしている時は、歯を磨いたあと、冷蔵庫から冷したウイスキーを出して、小さいコップに一杯。一日が驚くほど活気を呈して来る。
とくに真夏の朝、食事のいけぬ時に妙である。
 夏の朝々は、私は色々と風変りな朝食を愉しむ。
「飯」を食べる場合は、焚たきたての熱いのに、梅干をのせて、冷水をかけて食べるのも好き。
春夏秋冬、焚きたてのキリキリ飯はうまいものです。
飯は寝てる飯より、立ってる飯、つやのある飯、穴ぼこのある飯はきらい。
子供の寝姿のように、ふっくり盛りあがって焚けてる飯を、櫃ひつによそう時は、何とも云えない。
味噌汁は煙草のみのひとにはいいが、私のうちでは、一ヶ月のうち、まず十日位しかつくらない。
あとはたいてい、野菜とパンと紅茶。
味噌汁や御飯を食べるのは、どうしても冬の方が多い。
 これからはトマトも出でさかる。
トマトはビクトリアと云う桃色なのをパンにはさむと美味うまい。
トマトをパンに挟む時は、パンの内側にピーナツバタを塗って召し上れ。美味きこと天上に登る心地。

『朝御飯』

参考文献

  • 『林芙美子全集』:1977年(昭和52)