「レッド・スナッパー」の版間の差分

提供: Tomatopedia
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(同じ利用者による、間の63版が非表示)
1行目: 1行目:
[[File:King Cole BAR.png|thumb|right|190px|キング・コール・バーの店内]]
+
__FORCETOC__
'''レッド・スナッパー'''(Red Snapper)は、ブラディー・メアリー発祥のバーとして知られる、キング・コール・バーで注文する際のブラディー・メアリーの通名である。
+
[[File:Tomato Cocktail - Red Snapper.png|thumb|right|190px|レッド・スナッパー(キング・コール・バー)]]
<p>キング・コール・バー(King Cole Bar)は、ニューヨークで長い歴史を誇るマンハッタンで有名な五つ星 高級ホテル「セント・レジス・ニューヨーク」内にあり、店内に飾られた有名な画家であるマックスフィールド・パリッシュ(1870年7月25日 - 1966年3月30日)の絵画が特徴的で、数々の映画にも登場しているバーである。</p>
+
'''レッド・スナッパー'''(Red Snapper)は、[[ブラッディ・メアリー]]発祥のバーとして知られる「キング・コール・バー」でブラディ・メアリーを注文する際の通名である。
 +
 
 +
== キング・コール・バー ==
 +
キング・コール・バー(King Cole Bar)は、ニューヨークで長い歴史を誇るマンハッタンの有名な五つ星・高級ホテル「セント・レジス・ニューヨーク」内にある。
 +
店内のカウンターの背後には、アメリカの有名な画家であるマックスフィールド・パリッシュ(1870年7月25日 - 1966年3月30日)の絵画が飾られているのが印象的で、数々の映画にも登場しているバーである。
  
 
== 起源 ==
 
== 起源 ==
既にフランスのパリで知られていたブラッディ・メアリーであったが、アメリカは禁酒法時代でり、アルコールが入っていることを隠蔽するためのメーミングであったといわれる。<br>
+
[[File:Ferdinand Pete Petiot.png|thumb|right|190px|フェルナン・ペティオ氏]]
ブラッディ・メアリーを考案した名バーテンダーのフェルナンド・ピート・プティオは、Harry's New York Bar(ハリーズ・ニューヨーク・バー)でブラディー・メアリーを考案した後、1925年にキング・コール・バーに勤務して1965年に引退した。
+
既にフランスのパリで知られていたブラッディ・メアリーであったが、当時のアメリカは禁酒法時代でり、アルコールが入っていることを隠蔽するためのメーミングであったといわれる。
Harry's Barは、1923年に初代オーナーでバーテンダーのハリー・マッケルホーン(Harry MacElhone)がアメリカ旅行客のためにパリに出店したバーである。
+
パリ生まれのフェルナン・ペティオ(Ferdinand “Pete” Petiot)はブラッディ・メアリーを1921年に発明したとされるバーテンダーの一人である。
 +
 
 +
彼がパリで働いていたバーは、後にハリーズ・ニューヨーク・バー(Harry's New York Bar)になり、その後チーフバーテンダーとして1925年にキング・コール・バーに勤務し、1965年に引退した。
 +
1934年そのカクテルは世界中のセントレジス・ホテル&リゾートへと受け継がれている。
 +
 
 +
ハリーズ・ニューヨーク・バーはアメリカ人旅行客をはじめ、国際的な有名人が顧客として訪れたバーで、1923年に初代オーナーから雇われていたスコットランド出身のバーテンダーのハリー・マッケルホーン(Harry MacElhone)によって運営が引き継がれた。
 +
同店もブラッディ・メアリーをはじめ、フレンチ75、サイドカー、モンキーグランドなどのクラシックカクテルの発祥のバーとされている。
  
== 現在のキング・コール・バーのレシピ ==
+
== キング・コール・バーのレシピ ==
*ウォッカ 1オンス(30 ml)
+
[[File:King Cole BAR.png|thumb|right|250px|キング・コール・バーの店内]]
*トマトジュース 2オンス (60ml)
+
*ウォッカ:1オンス(30ml)
*レモンジュース 1ダッシュ
+
*トマトジュース:2オンス(60ml)
*塩 2ダッシュ
+
*レモンジュース:1ダッシュ
*黒コショウ 2ダッシュ
+
*塩:2ダッシュ
*カイエンペッパー 2ダッシュ
+
*ブラックペッパー:2ダッシュ
*ウスターソース 3ダッシュ
+
*カイエンペッパー:2ダッシュ
 +
*ウスターソース:3ダッシュ
 
*ウェッジカットしたレモンとセロリの茎を添える
 
*ウェッジカットしたレモンとセロリの茎を添える
<br>
+
 
-----
+
== 関連項目 ==
 +
*[[ブラッディ・メアリー]]
 +
----
 
[[Category:トマト飲料|れ]]
 
[[Category:トマト飲料|れ]]
 
[[Category:トマトのカクテル|れ]]
 
[[Category:トマトのカクテル|れ]]

2022年6月5日 (日) 02:53時点における最新版

レッド・スナッパー(キング・コール・バー)

レッド・スナッパー(Red Snapper)は、ブラッディ・メアリー発祥のバーとして知られる「キング・コール・バー」でブラディ・メアリーを注文する際の通名である。

キング・コール・バー

キング・コール・バー(King Cole Bar)は、ニューヨークで長い歴史を誇るマンハッタンの有名な五つ星・高級ホテル「セント・レジス・ニューヨーク」内にある。 店内のカウンターの背後には、アメリカの有名な画家であるマックスフィールド・パリッシュ(1870年7月25日 - 1966年3月30日)の絵画が飾られているのが印象的で、数々の映画にも登場しているバーである。

起源

フェルナン・ペティオ氏

既にフランスのパリで知られていたブラッディ・メアリーであったが、当時のアメリカは禁酒法時代でり、アルコールが入っていることを隠蔽するためのメーミングであったといわれる。 パリ生まれのフェルナン・ペティオ(Ferdinand “Pete” Petiot)はブラッディ・メアリーを1921年に発明したとされるバーテンダーの一人である。

彼がパリで働いていたバーは、後にハリーズ・ニューヨーク・バー(Harry's New York Bar)になり、その後チーフバーテンダーとして1925年にキング・コール・バーに勤務し、1965年に引退した。 1934年そのカクテルは世界中のセントレジス・ホテル&リゾートへと受け継がれている。

ハリーズ・ニューヨーク・バーはアメリカ人旅行客をはじめ、国際的な有名人が顧客として訪れたバーで、1923年に初代オーナーから雇われていたスコットランド出身のバーテンダーのハリー・マッケルホーン(Harry MacElhone)によって運営が引き継がれた。 同店もブラッディ・メアリーをはじめ、フレンチ75、サイドカー、モンキーグランドなどのクラシックカクテルの発祥のバーとされている。

キング・コール・バーのレシピ

キング・コール・バーの店内
  • ウォッカ:1オンス(30ml)
  • トマトジュース:2オンス(60ml)
  • レモンジュース:1ダッシュ
  • 塩:2ダッシュ
  • ブラックペッパー:2ダッシュ
  • カイエンペッパー:2ダッシュ
  • ウスターソース:3ダッシュ
  • ウェッジカットしたレモンとセロリの茎を添える

関連項目