「褐色ソース」の版間の差分
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2022年5月12日 (木) 11:26時点における版
褐色ソース(ぶらうんそーす)は、昭和25年(1950年)に婦人雑誌『主婦之友』11月号の附録「家庭料理五百種」に掲載されたソースである。
作り方
前項の「白ルウ」を作るとき、炒る時間を長くして香ばしく茶褐色に仕上げたもの(褐色ルウ)を素にして作ったソースのことです。 これは何の料理にも合う応用範囲の広いソースです。
まず小麦粉とバターを大さじ三杯ずつで、焦がしすぎないように、風味のよい褐色ルウを作りましたら、トマトピューレー(トマトを煮詰めて裏漉したもの)六勺と、スープの素一合五勺~二合を加えて滑らかに溶かし、塩、胡椒で味を調えます。
トマトピューレーがなければケチャップでも結構ですが、そのときは分量を少し減らし、調味料を加減してください。
またスープの素は、料理に使った茹汁でもあれば、それを使ったほうが便利でしょう。
補足資料
白ソース(ホワイトソース)
白ソースは肉料理以外の何の料理にも向く、仕上りの眞白なソースです。 おいしく作るには、バタと小麦粉を同量ずつ合せますが、バタを少めにしても結構ですし、また却ってその方が初歩の方にはやりやすいようです。
まず鍋に大さじ二杯のバタを溶かし、同量の小麦粉を加えて、弱火で色のつかないようしやもじでかき混ぜながら、十五分ほど炒り上げます。(これを白ルウという。)
小麦粉の粘りがなくなってさら/\してきたら一たん火から下し、よく冷ましてからスープの素一合を少しずつ加えて、どろっと滑らかにのばします。 味は鹽、胡椒で調えてください。
関連項目
参考文献
- 『主婦之友』:昭和二十五年十一月號・附録 材料別つくり方「家庭料理五百種」(だしと調味料の基礎四十種)ソースのいろ/\