「トマト釜燒」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(ページの作成:「__FORCETOC__ thumb|right|200px|トマト釜燒 '''トマト釜燒'''(とまとかまやき)は、 大正11年…」) |
(→参考文献) |
||
(同じ利用者による、間の3版が非表示) | |||
14行目: | 14行目: | ||
== 作り方 == | == 作り方 == | ||
+ | 形のよい赤茄子を選び、へたの所を直径一寸位に丸く切り落し中身をくり出し(小匙ですくいます)その中へ豚肉をよく叩いて塩胡椒で味をつけて詰め、パイ皿の中に入れてテンバンに並べ詰めた肉に上にバター少々づつのせ天火の中で焼きます。 | ||
+ | 四十分位で焼けますがその間に二三回パイ皿の中に溶けた汁を匙で掬ってトマトの上からかけます。 | ||
+ | 焼けましたら一個づつ皿に盛り次に球菜と青豆のサラダを程よく添えて供します。 | ||
+ | |||
+ | 玉菜の葉を洗ってせんに切り、青豆は鑵から出し何れも水気を断って鉢に入れ、サラダ油大匙三杯、酢、大匙二杯、塩小匙半杯、胡椒小匙四分の一杯加えたる汁(之をサラダドレシングと云う)をかけます。 | ||
<br> | <br> | ||
− | <Div Align="right">『新しき研究 | + | <Div Align="right">『新しき研究 和洋料理の仕方』いろは献立集(との部)</Div> |
+ | |||
== 補足 == | == 補足 == | ||
− | + | ※玉萊(キャベツ) ※鑵(缶) | |
+ | |||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
*『新しき研究 和洋料理の仕方』:大正11年1月・石塚松雲堂 | *『新しき研究 和洋料理の仕方』:大正11年1月・石塚松雲堂 | ||
23行目: | 30行目: | ||
[[カテゴリ:日本の旧トマト料理|と]] | [[カテゴリ:日本の旧トマト料理|と]] | ||
[[カテゴリ:大正のトマト料理|と]] | [[カテゴリ:大正のトマト料理|と]] | ||
− | [[カテゴリ:新しき研究 | + | [[カテゴリ:新しき研究 和洋料理の仕方|と]] |
2022年4月20日 (水) 10:57時点における最新版
トマト釜燒(とまとかまやき)は、 大正11年(1922年)に石塚松雲堂から発行された『新しき研究 和洋料理の仕方』に掲載された料理である。
材料(五人前)
- トマト:五個
- 豚肉:五十匁
- 玉萊:三枚
- 胡椒
- 靑豆:少々
- サラダ油:大匙三杯
- 酢
- 塩
作り方
形のよい赤茄子を選び、へたの所を直径一寸位に丸く切り落し中身をくり出し(小匙ですくいます)その中へ豚肉をよく叩いて塩胡椒で味をつけて詰め、パイ皿の中に入れてテンバンに並べ詰めた肉に上にバター少々づつのせ天火の中で焼きます。 四十分位で焼けますがその間に二三回パイ皿の中に溶けた汁を匙で掬ってトマトの上からかけます。 焼けましたら一個づつ皿に盛り次に球菜と青豆のサラダを程よく添えて供します。
玉菜の葉を洗ってせんに切り、青豆は鑵から出し何れも水気を断って鉢に入れ、サラダ油大匙三杯、酢、大匙二杯、塩小匙半杯、胡椒小匙四分の一杯加えたる汁(之をサラダドレシングと云う)をかけます。
『新しき研究 和洋料理の仕方』いろは献立集(との部)
補足
※玉萊(キャベツ) ※鑵(缶)
参考文献
- 『新しき研究 和洋料理の仕方』:大正11年1月・石塚松雲堂