「玉蜀黍のシチュー」の版間の差分

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玉蜀黍は生のまま実を包丁でこそげとり、玉葱、人参、キャベツはそれぞれ一口くらいに切ります。
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鍋に三寸ほどの煮出昆布を敷いて、玉蜀黍も野菜も全部一しょに入れ、水を被るほど注して火にかけ、一煮立ちしたら、塩を茶匙一杯ほど入れて下味をつけ、火を弱めてことこと煮込みます。
  
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キャベツがごく軟かになったところで大切のトマトを加え、二三分間も煮たら、トマトの酸味出てよい味になりますから、小麦粉大匙三杯を水溶きにして、満遍なくゆき渡るように流し、手早くかき混ぜながら一煮立ちさせて火を止めます。
  
 
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野菜の真の美味みを賞味するには、小麦粉を入れずにことこと煮込んだのを大丼に盛って食卓に出し、好きなだけ取り分けてから、胡椒を振って頂くに限ります。
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なおこれには、焼魚か鰯の酢漬などが大へんよく合います。
 
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2022年4月17日 (日) 02:34時点における版

玉蜀黍のシチュー

玉蜀黍のシチュー(たうもろこしのしちゅー)は、昭和17年(1942年)に主婦之友社から発行された『惣菜料理全書』に掲載された料理である。

材料(五人前)

  • 玉蜀黍:五本
  • 玉葱:一個
  • 人参:一本
  • トマト:五個
  • キャベツ:四半分
  • 小麦粉など

作り方

玉蜀黍は生のまま実を包丁でこそげとり、玉葱、人参、キャベツはそれぞれ一口くらいに切ります。 鍋に三寸ほどの煮出昆布を敷いて、玉蜀黍も野菜も全部一しょに入れ、水を被るほど注して火にかけ、一煮立ちしたら、塩を茶匙一杯ほど入れて下味をつけ、火を弱めてことこと煮込みます。

キャベツがごく軟かになったところで大切のトマトを加え、二三分間も煮たら、トマトの酸味出てよい味になりますから、小麦粉大匙三杯を水溶きにして、満遍なくゆき渡るように流し、手早くかき混ぜながら一煮立ちさせて火を止めます。

野菜の真の美味みを賞味するには、小麦粉を入れずにことこと煮込んだのを大丼に盛って食卓に出し、好きなだけ取り分けてから、胡椒を振って頂くに限ります。 なおこれには、焼魚か鰯の酢漬などが大へんよく合います。

『惣菜料理全書』九月(その他の野菜料理)

参考文献

  • 『惣菜料理全書』:昭和17年10月18日 第3刷 主婦之友社