「變りオムライス」の版間の差分
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大和芋は皮をむいて擂鉢の目に當てて摺りおろし、ふわふわになるまで擂って、玉子を加え、更によく擂り混ぜましたら、吸味に調えた煮出汁を二合五勺ほど用意して、少しづづ注しながら擂り伸し、やや濃い目のとろろを作り、この中に人参のおろしたものと、櫻海老を擂って粉にしたものを盃に一杯づつ加えて、香りと色をつけます。 | 大和芋は皮をむいて擂鉢の目に當てて摺りおろし、ふわふわになるまで擂って、玉子を加え、更によく擂り混ぜましたら、吸味に調えた煮出汁を二合五勺ほど用意して、少しづづ注しながら擂り伸し、やや濃い目のとろろを作り、この中に人参のおろしたものと、櫻海老を擂って粉にしたものを盃に一杯づつ加えて、香りと色をつけます。 | ||
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これを五等分して一人前づつ油を引いたフライ鍋に流し、蓋をして蒸焼にし、固まったところへトマト御飯をこぢんまりと入れ、二つ折にして仕上げますが、玉子だけで焼いたものよりふうわりとして味もよいですから、玉子不足の折柄ぜひお試しください。 | これを五等分して一人前づつ油を引いたフライ鍋に流し、蓋をして蒸焼にし、固まったところへトマト御飯をこぢんまりと入れ、二つ折にして仕上げますが、玉子だけで焼いたものよりふうわりとして味もよいですから、玉子不足の折柄ぜひお試しください。 | ||
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2022年4月15日 (金) 14:58時点における版
變りオムライス(かわりおむらいす)は、昭和17年(1942年)に主婦之友社から発行された『惣菜料理全書』に掲載された料理である。
材料(五人前)
- 大和芋:三四十匁
- 玉子:一個
- 玉葱:二個
- トマト:二個
- 人参:半本
- 櫻海老:少々
作り方
玉子一個で五人前できる変りオムライスです。 まづ玉葱をみぢん切にしてバターで炒め、トマトを皮のまま細かに刻んで加え、塩味をつけて、冷御飯をほぐしながら手早く炒めます。
大和芋は皮をむいて擂鉢の目に當てて摺りおろし、ふわふわになるまで擂って、玉子を加え、更によく擂り混ぜましたら、吸味に調えた煮出汁を二合五勺ほど用意して、少しづづ注しながら擂り伸し、やや濃い目のとろろを作り、この中に人参のおろしたものと、櫻海老を擂って粉にしたものを盃に一杯づつ加えて、香りと色をつけます。
これを五等分して一人前づつ油を引いたフライ鍋に流し、蓋をして蒸焼にし、固まったところへトマト御飯をこぢんまりと入れ、二つ折にして仕上げますが、玉子だけで焼いたものよりふうわりとして味もよいですから、玉子不足の折柄ぜひお試しください。
『惣菜料理全書』八月(ランチと變り御飯)
関連項目
参考文献
- 『惣菜料理全書』:昭和17年10月18日 第3刷 主婦之友社