「給糧艦 間宮のロールキャベツ」の版間の差分
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− | '''給糧艦 | + | '''給糧艦 間宮のロールキャベツ'''(Roll Cabbage from the Supply Ship Mamiya)は、大日本帝国海軍の給糧艦・間宮(まみや)の主計科が昭和14年に第一艦隊内で行われた「第一艦隊献立調理特別努力週間」で出品した料理である。 |
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間宮(まみや)は、日本海軍の給糧艦(運送艦)。 その艦名は、樺太の間宮海峡から採られた。 給糧艦とは艦艇に食糧を供給する補給艦のことである。 | 間宮(まみや)は、日本海軍の給糧艦(運送艦)。 その艦名は、樺太の間宮海峡から採られた。 給糧艦とは艦艇に食糧を供給する補給艦のことである。 | ||
八八艦隊計画内で能登呂型給油艦の1艦として予算が成立したが、海軍の強い要望で連合艦隊随伴用の給糧艦が1隻、その予算で建造された。 | 八八艦隊計画内で能登呂型給油艦の1艦として予算が成立したが、海軍の強い要望で連合艦隊随伴用の給糧艦が1隻、その予算で建造された。 | ||
それが間宮である。 | それが間宮である。 | ||
船体は商船構造とし、設計は川崎造船所に委託。 | 船体は商船構造とし、設計は川崎造船所に委託。 | ||
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1924年(大正13年)7月15日に竣工後、戦時、平時問わず日本海軍の補給の要として活動した。 | 1924年(大正13年)7月15日に竣工後、戦時、平時問わず日本海軍の補給の要として活動した。 | ||
太平洋戦争終盤の1944年(昭和19年)12月下旬、アメリカ海軍の潜水艦シーライオンⅡの魚雷攻撃を受け沈没した。 | 太平洋戦争終盤の1944年(昭和19年)12月下旬、アメリカ海軍の潜水艦シーライオンⅡの魚雷攻撃を受け沈没した。 | ||
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+ | 間宮は1928年(昭和3年)にラムネ・うどん・菓子の艦内生産を起案した艦でもあった。 | ||
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+ | #まずは、キャベツの葉をたっぷりの湯で茹でタネを包める程度の柔らかさにし、茹で上がったらザルで水気を切っておく。 | ||
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− | + | == 関連項目 == | |
− | [[カテゴリ:日本の旧トマト料理| | + | *[[ロールキヤベヂ]] |
+ | == 参考文献 == | ||
+ | *『昭和十四年度 第一艦隊献立調理特別努力週間献立集』第一艦隊司令部 | ||
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2022年4月12日 (火) 04:26時点における最新版
給糧艦 間宮のロールキャベツ(Roll Cabbage from the Supply Ship Mamiya)は、大日本帝国海軍の給糧艦・間宮(まみや)の主計科が昭和14年に第一艦隊内で行われた「第一艦隊献立調理特別努力週間」で出品した料理である。
間宮
間宮(まみや)は、日本海軍の給糧艦(運送艦)。 その艦名は、樺太の間宮海峡から採られた。 給糧艦とは艦艇に食糧を供給する補給艦のことである。 八八艦隊計画内で能登呂型給油艦の1艦として予算が成立したが、海軍の強い要望で連合艦隊随伴用の給糧艦が1隻、その予算で建造された。 それが間宮である。 船体は商船構造とし、設計は川崎造船所に委託。 設計は同社がかつて手がけた大阪商船の北米航路向け貨客船はわい丸(大阪商船9,467トン)の設計を手直ししたものであり、就役当時の間宮は世界最大の給糧艦であった。 1924年(大正13年)7月15日に竣工後、戦時、平時問わず日本海軍の補給の要として活動した。 太平洋戦争終盤の1944年(昭和19年)12月下旬、アメリカ海軍の潜水艦シーライオンⅡの魚雷攻撃を受け沈没した。
間宮は1928年(昭和3年)にラムネ・うどん・菓子の艦内生産を起案した艦でもあった。
特徴
糧食のローストビーフの缶詰を使ったロールキャベツ。 ローストビーフ缶詰は兵員から不評だったため、それを美味しく食べれるよう考案された。
材料
- ローストビーフ缶
- キャベツ
- スープ
- トマトソース
- 卵
- 小麦粉
- 牛脂
- 塩
- 胡椒
調理法
- まずは、キャベツの葉をたっぷりの湯で茹でタネを包める程度の柔らかさにし、茹で上がったらザルで水気を切っておく。
- ボウルにローストビーフを入れて卵を落とし、塩、胡椒を少量振り、手で全体をほぐすように充分と練りこむ。
- 汁鍋にバターあるいはヘットを入れ、小麦粉を入れ、キツネ色になるまで煎り、(焦すべからず注意を要す)、それにスープを徐々に加え、軽いトロミが付く位までのばし、塩、胡椒で味付けしこれにトマトソースを加えドミグラスソースを作る。
- キャベツでタネを巻いてから、ドミグラスソースの入った鍋に落とし15分程煮込む。
- 供卓の際はソースと一緒に皿に盛る。
関連項目
参考文献
- 『昭和十四年度 第一艦隊献立調理特別努力週間献立集』第一艦隊司令部