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2022年3月26日 (土) 03:14時点における版
アンギーラ(Anguila:ウナギ)は、スペイン料理において重要な役割を担っており、多くの典型的な郷土料理に登場する。 ガリシア地方では、ウナギやヤツメウナギを使ったシチューはとても人気がある。 また、バスク地方、エストレマドゥーラやバレンシアなどの伝統的な鰻料理は他の地方でも高く評価されている。
ウナギ
アングーラス
スペインではアングーラス(Angulas:シラスウナギ)は、活魚、生鮮品、冷凍品、缶詰で販売されている。 12月から4月までは生のシラスウナギ、1年を通して冷凍のシラスウナギを食べることができる。 シラスウナギはウナギと同じようにソテーすることができ、ニンニクや唐辛子と一緒に食べると美味である。 しかし、値段はかなり高額であり、特にクリスマスにはさらに価格が高騰する。
グーラ
グーラ(Gula)は、シラスウナギが高価であることから、シラスウナギを模倣して加工された低価格な代替食品である。 日本でも鰻の蒲焼を模倣した食品が見られるが、スペインの場合は鰻の稚魚を珍重するため、シラスウナギを模倣している。
アンギーラ
アンギーラ(Anguila)は、日本で蒲焼に使うような成長した鰻を指す。
伝統料理
アンギーラ・ア・ラ・エクストレマドゥーラ
アンギーラ・ア・ラ・エクストレマドゥーラ(Anguila a la Extremeña)は、鰻とトマト、タマネギ、チョリソー・ペッパー、ローリエ、パセリ、ニンニクと一緒を調理する。
パエージャ・デ・アンギーラ・バレンシアーナ
パエージャ・デ・アンギーラ・バレンシアーナ(Paella de Anguila Valenciana)は、パエリアに鰻の他、トマト、ピーマン、エビ、エスカルゴ、鶏肉、ハムなど、さまざまな具材を入れることができる。
エスパルデーニャ
エスパルデーニャ(Espardenyá)は、バレンシア地方の典型的な料理で、鰻をジャガイモと一緒に調理し、ソテーしたウサギ、アヒル、鶏肉を加え、最後に卵を落としたもの。
消費国
オランダやデンマークなどヨーロッパ諸国でも鰻は人気はあるが、最大の消費国はイタリアである。 鰻を使ったイタリア料理のレシピは数多くあり、中でもヴェネチアの鰻料理が際立っている。