「アクアサーレ」の版間の差分

提供: Tomatopedia
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(同じ利用者による、間の29版が非表示)
1行目: 1行目:
 
__FORCETOC__
 
__FORCETOC__
 
[[File:Italian Tomato Dishes - Acquasale.png|thumb|right|200px|アクアサーレ]]
 
[[File:Italian Tomato Dishes - Acquasale.png|thumb|right|200px|アクアサーレ]]
'''アクアサーレ'''(Acquasale)は、アクアサーラ(Acquasala)とも呼ばれる、南イタリアの代表的な料理で、特にカンパーニャ州、バジリカータ州、プーリア州で親しまれています。
+
'''アクアサーレ'''(Acquasale)または、アクアサーラ(Acquasala)は、南イタリアの代表的な料理で、特にカンパーニャ州、バジリカータ州、プーリア州で親しまれています。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
これは貧乏人向けの料理で、簡単で素早く調理できる。
+
アクアサーレは、古いパンを使って簡単で素早く調理できる貧困層の料理といわれています。
また、特に漁師や農民が仕事の合間に食べるために調理された。
+
また、特に漁師や農民が仕事の合間に食べるために調理されました。
  
 
== 作り方 ==
 
== 作り方 ==
小麦粉で作ったパンを水に浸し、塩、エクストラバージンオリーブオイル、[[トマト]](ジュースまたはカットされた果肉)、オレガノで味付けしたものが一般的である。
+
パンを水に浸し、塩、エクストラバージンオリーブオイル、[[トマト]](ジュースまたはカットされた果肉)、オレガノで味付けしたものが一般的である。
 +
使用するパンは、古いパンで構いません。
 
前菜やメインディッシュとして、また、特に他の食材を充実させれば、主役級の料理として提供することができる。
 
前菜やメインディッシュとして、また、特に他の食材を充実させれば、主役級の料理として提供することができる。
  
== 地域性 ==
+
== 地域性と多様性 ==
[[File:Italian Tomato Dishes - Acquasale.png|thumb|right|200px|バジリカータ州のアクアサーレ『アッカサーレ・ディ・アヴィリアーノ』(
+
[[File:Italian Dishes - Acquasale di Avigliano.png|thumb|right|200px|『アクアサーレ・ディ・アヴィリアーノ』(バジリカータ州)]]
Acquasale di Avigliano)]]
+
==== バジリカータ州 ====
バジリカータ州では、トマトの代わりに油で揚げた卵と茹でたクルスコペッパーやサラミを加える場合もある。
+
トマトの代わりに目玉焼きと油で揚げたペペローネ・クルスコ(乾燥パプリカ)やサラミを加える場合もある。
  
 +
==== その他 ====
 +
唐辛子、リコッタチーズ、アスパラガス、鱈のアラ、ベーコンやベーコンポーク、ソーセージや辛味のあるチョリソなども使われる。
  
 +
アクアサーレの起源、またその料理性から、使う食材にある程度の自由性がある料理と言えます。
  
 +
 +
----
 
[[Category:トマト料理|あ]]
 
[[Category:トマト料理|あ]]
 
[[Category:イタリアのトマト料理|あ]]
 
[[Category:イタリアのトマト料理|あ]]

2022年1月13日 (木) 07:47時点における最新版

アクアサーレ

アクアサーレ(Acquasale)または、アクアサーラ(Acquasala)は、南イタリアの代表的な料理で、特にカンパーニャ州、バジリカータ州、プーリア州で親しまれています。

歴史

アクアサーレは、古いパンを使って簡単で素早く調理できる貧困層の料理といわれています。 また、特に漁師や農民が仕事の合間に食べるために調理されました。

作り方

パンを水に浸し、塩、エクストラバージンオリーブオイル、トマト(ジュースまたはカットされた果肉)、オレガノで味付けしたものが一般的である。 使用するパンは、古いパンで構いません。 前菜やメインディッシュとして、また、特に他の食材を充実させれば、主役級の料理として提供することができる。

地域性と多様性

『アクアサーレ・ディ・アヴィリアーノ』(バジリカータ州)

バジリカータ州

トマトの代わりに目玉焼きと油で揚げたペペローネ・クルスコ(乾燥パプリカ)やサラミを加える場合もある。

その他

唐辛子、リコッタチーズ、アスパラガス、鱈のアラ、ベーコンやベーコンポーク、ソーセージや辛味のあるチョリソなども使われる。

アクアサーレの起源、またその料理性から、使う食材にある程度の自由性がある料理と言えます。