ミシェル・フェリーチェ・コルネ

ミシェル・フェリーチェ・コルネ

ミシェル・フェリーチェ・コルネ（Michele Felice Cornè：1752年9月 - 1845年7月10日）は、イタリアのエルバ島に生まれ、アメリカに移住した画家である。彼はマサチューセッツ州のセーラムとボストン、ロードアイランド州のニューポートに住んでいた。海辺の風景や肖像画のほか、暖炉や壁画などの室内装飾を描いた。

略歴

コルネはナポリで育ちました。1799年、フランス軍のナポリ占領を撃退するためにナポリ軍に徴兵されたが、逃亡して、エリアス・ハケット・ダービー・ジュニアが指揮するマウント・バーノン号でアメリカに運ばれ、1800年にマサチューセッツ州セーラムに定住した。到着後は、父が亡くなったばかりの頃に相続したダービー船長の屋敷に住んだ。屋敷の場所は残っているが、家は1815年に取り壊された。その場所には、チャールズ・ブルフィンチが設計したオールド・タウン・ホールがあり、1816年、ティモシー・ピッカリングと彼のエセックス・ジュントが組織したハートフォード会議の後、国をまとめるためにニューイングランドを視察したジェームズ・モンロー大統領が奉献した。コーネは1807年にボストンに移り、1822年まで同地で活動した。

1806年には、第一次バーバリー戦争（1801～1805年）でアメリカが勝利したことを記念して、トリポリの砲撃を描いた高さ10フィート、長さ60フィートの大きな「パノラマ」（全景画）を制作した。(このパノラマ画は、メイン州歴史協会に所蔵されている81×122cmの小さな油絵から転用されたものと思われる。この作品は1806年12月にボストンのコンサート・ホールで展示された後、ノースカロライナ州ポーツマス、メイン州ポートランドに巡回した[8]。その後、セーラムのワシントン・ホールで開催された「バンカー・ヒルの戦いのパノラマ」展の一部として展示された。

1810年には、ロードアイランド州プロビデンスのサリバン・ドーア邸の壁画を描いた。1812年8月19日のUSSコンスティテューション対HMSゲリエールの歴史的な戦いの後、コーネはこの戦いの4つの重要な出来事を描いた4枚の絵画シリーズを制作した。これらの作品はマサチューセッツ州セーラムにあるピーボディ・エセックス博物館に所蔵されている。

1822年、コーネはロードアイランド州のニューポートに移り住みました。ニューポートの彼の家は、現在もコーネ通りにあります。彼は1845年に93歳で亡くなるまでそこに住んでいた。ニューポートの共同埋葬地に埋葬された。

作品

コーネの作品は、ヒストリック・ニューイングランド、ボストン美術館、ピーボディ・エセックス博物館、レッドウッド図書館・アテネウム、米国海軍兵学校博物館に所蔵されています。ロードアイランド州プロビデンスのサリバン・ドーア邸には、コーネが描いた室内壁画が残っている。コルネの弟子には著名な海洋画家ジョージ・ロープスがいた。

コルネとトマト

コルネは、アメリカの食生活にトマトを導入したと言われています。
19世紀初頭のニューイングランドでは、トマトは猛毒だと考えられていた。祖国でトマトを食べ慣れていたコルネは、普段からトマトを食べていたので、祖国の住民の不安を解消したのである。

---